学科試験の合否の結果を受け、いたらなかった方々は、きりかえて来年度の試験に向けて勉強準備にとりかかっていることかと思います。
教材を買って独学で行おうとしているかた、または予備校の講座に申し込んだ方などそれぞれでしょう。先日のブログで書いたように、2020年度の一級建築士試験は2週間前倒しになりますので勉強準備は早ければ早いほうがよいです!
私自身、以前ブログで試験のコツについてを投稿していますが、詳しい科目に関することは、予備校に通ってくださいと書きました。
これは学科試験をパスしてストレートで製図試験も合格した自分だから言えることでもあります。そこで今回は「一級建築士の合格を目指すならさっさと予備校に通ったほうがいいですよ!」ということを体験談をふまえながらお伝えしていこうと思います。
仕事をしながら一級建築士を取得するには時間と環境が必要!
予備校に通うことで勉強時間を強制的に確保
まず何がなんでも勉強時間を確保しないといけません。
仕事があったり、または家族の時間があったりするなかで自分自身を律して勉強するというのが難しいことは、独学を最初の1年がんばってみた私の経験から言えることです。
しかもしばらく勉強してこなかったので、勉強癖というものを取り戻すには時間も必要になります。
そこでもう勉強時間を無理やり確保するという状況を私は予備校に通うことつくりました。
大体の人は弱い、誘惑が近くに少しでもあると負けてしまいます。だからこその予備校という存在なのですね。通って実感しました。
勉強方法の確立に予備校環境を利用!
机に向かう癖をつけるその先にも壁はまだあります。それは自分なりの試験勉強の仕方の確立です。
受験勉強をした方には理解していただけると思うのですが、ある程度勉強をしていかないと試験に対する自分なりの対策が見えてこないものです。
その時間を短縮するためには、予備校に通って講師から助言を受けたり、近くにいる優秀な受講生の勉強のしかたをぱくったりなどするわけです。
学科試験勉強を通じた予備校の利点
予備校からの良質な動画配信の活用
予備校に通って効果的だったのが動画を閲覧できることでした。
学科科目で特に私は構造と施工の点数がよくありませんでした。苦手科目に関して私は丸暗記という戦略をとったわけなのですが、ただ文字を暗記するというのは効果的ではありませんでした。動画をみて、その施工方法や構造のシステムなどを実物や動画でしめされた図解などでビジュアルとして頭に入れたうえでの暗記が非常に効果的でした。やはりみているかそうでないかで、イメージというものが変わってゆくと思います。そのなかでこの動画というツール、しかも何度も巻き戻して見れるというのは私にとってはとても有益な環境でありました。
実施設計でも、現場を見たからこそ、その図面に描かれている意味みたいなものを理解することができます。それといっしょの考えたですね。
模擬試験は重要な情報源
予備校にて数回実施される模擬試験は新傾向を見据えた出題がなされます。過去問と同じくらいの情報がそこにはつまっています。
私自身は過去問のほかに学科の模擬試験問題を繰り返しこなして学科合格へと結びつきました。
これを受けることも講座をとるための理由でもあり、さらにいうと、模試を受けるための勉強をするうえで予備校の環境は最高であるということがいえるのです。
1回でも学科講座は申し込んだほうがいい
何度も繰り返し言いますが、予備校に通う理由としてはやはり勉強時間の強制的な確保にほかなりませんので、そこを自分でしっかり管理できる人でありませんと独学はおすすめできません。
ですので、一回通して学科講座を受講してみることを私はおすすめしたいです。
これをとおして情報やコツなどをゲットできた人は、たとえ試験に落ちたとしても、自分でしっかり勉強時間を確保できることが前提で次年度は学科に関しては行かなくともある程度自分では勉強できる型ができると思います。
製図試験対策は予備校なしでは無理!!
二次試験である製図は独学で受かるのはかなり厳しいと考えます。もっと言いますと、学科試験を通過してそのままストレートでいくのは相当難しいと考えていいです。
学科試験が終わって3ヶ月もない期間で合格できる実力をつけるというのは並大抵の努力ではありません。というのは実際の設計と試験の製図設計のやり方ではけっこう違いがあり、試験ならではのテクニックが必要となります。それを独学で身につけるには3ヶ月では足りなすぎます。
何も無しで製図問題を解いたら1週間かかった。。
ちなみに私自身の話をさせていただきますが。学科合格ラインをこえたのを確認し、製図講座まで少し時間があった私は、何もなしで実際私自身も問題を解いたことありました。設計を仕事としていた自負もあり、やってみたのですが、手順を教わらずに解こうとすると、それなりにおさまったプランを作図まで完成させるのには1週間を要しました。
予備校は時間短縮のテクニックを教えてくれる!
一級建築士試験の製図試験は時間が6時間半あります。
そのなかで、
課題文を読み取り、
エスキスをし、
作図をし、
さらに記述もしないといけない。
それらを時間内にすべて正確に行うというのは通常の実務ではありえないことです。
でも、受験する方々はそんなクライアントを最低限満足させるようなものをつくりあげないといけません。
予備校はそれに対する時間短縮のテクニックを段階的に教えてくれ、さらに上乗せでそのための建築知識を効率的に整理してインプットしてくれるわけです。
これはそうとうカリキュラムを考えて練られていないとできないものなのであろうなというのが今振り返ってみて感じます。
周囲の受講生に引っ張られ、作図も早くなる!
私自身、普段の実務はCADを使用して作業をしています。なので製図は大学以来であり、作図速度を上げるのに苦労しました。大学時代も作図が遅かったので、それを克服しないといけなかったのです。
予備校では効率的な線の引き方も指導してくれましたし、何よりもまわりが頑張って作図しているのでそれに引っ張られてなんとか私も少しずつスピードが上がってきました。
でもその努力あってラスト1週間前には時間内に作図を終わらせることができるようになりました。
まとめ:予備校の存在で一級建築士試験は難化傾向にある
いかがでしたでしょうか?けっきょく、予備校が存在しているせいで、試験元が彼らの予測や分析をはずすために一生懸命試験問題をつくっている、私はそんな気がします。そのサイクルはこれからも行われていくでしょう。なんかちょっと受験者サイドとしては腑に落ちない部分も多いとは思います。
しかし、取得してしまえばもうこっちのものと割り切って、今はそのサイクルに乗っかって資格を取得してしまったほうが楽です。これはお金がかかってしまうことなのですが、やはり時間の重要性というものを私は優先して受験する読者に伝えたいです!建築士にさっさとなって、たくさん稼いでとりかえしてしまいましょう!!
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