建築士という資格

建築士法改正で、建築士受験資格は医師受験資格に近い取得プロセスとなる!

私パウレタは、ばりばりの一級建築士です。血を吐くような努力を重ねてあの資格をとってからまあそれなりの年月がたったと思います。以後、その試験勉強で大変だった時期を思いださまいと、実務や建築の素敵な部分ばかりを見、近年を平和に送っておりました。

そんななかこの昨年末、あるニュースを私は目にし、おおおい!と驚きました。「建築士法の一部を改正する法律案」が国会で可決されたのです。

まあ、そんなことよくあるじゃん、と思う人もいるかと思いますが、私が驚いたのはどんな内容なのか?!

建築士受験資格の緩和!資格者不足の対策案ですと

どうでしょう、建築に関係する仕事をしている人、建築士をもっている人、とろうとしている人にとってはなかなかの衝撃的な改正案です。

この法案の提出理由としては、

〔最近における建築士をめぐる状況に鑑み、建築物の設計、工事監理等を担う優れた人材を継続的かつ安定的に確保するため、一級建築士試験、二級建築士試験及び木造建築士試験の受験資格を改める等の必要がある。これが、この法律案を提出する理由である。〕法案より引用させていただきます

との文章が付されています。

つまりは近年、資格者が不足しているという状況に対し、打ち出した策なのだそうです。

「でも人口も減るから建築士も減っていくのはしょうがないんじゃないの?」

なんて私は思ったりしましたがね。

「何かどこかからの思惑もあるのかしら?」

と変に勘繰ったりもしてしましますよね。たとえば建築士資格を取得するための予備校があるんですが、それって大いに関係しているような気がしなくもありません。と汚い大人に成長した私は少しだけ思ったりもしましたが、まあいいです。若い未来を担う建築士がいないのは国として悲しいことですので。

では具体的にはどんな建築士受験資格緩和に関する法案なのかを次の項目でお話ししましょう!

大学の建築学科で指定科目を修め卒業で一級建築士を受験できる!

まじかよ!と思いませんか?これはびっくりですね! 改正前に受験資格として扱われていた実務経験が、免許を受けるための登録要件と代わるのです!しかも試験合格の前後の実務経験年数も認められるらしい。これはいいですなあ。

例をあげると大学を卒業した後、同年の一級建築士試験を受験できるようになるということになります。他の業種資格と比較した話し方をすると、医師の資格取得に近い体系になると説明するとイメージがわきやすくわかりやすいでしょうか。

卒業したら、はい!試験!!

です。

図)大学を卒業して一級建築士を取得する場合(作成:パウレタ※無断転載禁止)

ということは、一発合格のために、時間のとれる学生のときに勉強たっぷりできるということです。

あれ?大学院に進学したらそこが勉強する期間になってしまうってこと?そういうこともいえるでしょうね~

二級建築士はすぐ一級建築士を受験できるようになる!

これもまた!びっくりでしょ?

二級建築士はこの資格をとってからの実務経験がなくとも一級建築士の試験を受けれるのはいいですねえ。

ちなみに工業高校の建築科を卒業後、同年の二級建築士試験を受験できるようにもなるそうです。

図)高校を卒業して二級建築士を取得する場合(作成:パウレタ※無断転載禁止)

え、ちょっと待って!たとえば、工業高校を出てすぐに二級建築士試験に合格した後、実務経験3年で二級建築士の免許登録すれば、最短21歳で一級建築士試験を受験ですか!そんで実務経験を2年でしょ?高卒でも最短23歳で一級建築士の免許登録だよ、ばんざーい!。ってまじかよ。私の苦労を重ねたあの日々。。

ということで法律の施行も近々なるという話です。うらやましい。この時代に学生だったらよかった。ああ、でももうあんな勉強したくない。。

そんな改正部分をうらやましがっている私ですが、この改正案に関しては賛成な部分が多いです。受験科目や試験プロセスを考えると、仕事しながら勉強はなかなかハードきわまりありません。仕事がおろそかになりがちだし、ましてや家族をもっている人だと家庭崩壊の危機に直面する場合もあります。私の先輩がそれでした。

あとやはり実務は仕事を続けて体感していかないとなかなか会得できないものです。そのなかで資格がないと経験できないこともそれなりにあったりします

「だから資格はさっさととっちゃってさ、仕事がんばってきましょ」

という方針は大賛成です。

まあそんな感じでこれから建築士という資格がよりとりやすい時代になってくる、ということなのでしょうか?それとも難易度がより高くなっていくのでしょうか?資格の質は落とさないようにしてほしいですね。これから受験される方々はしっかり勉強してください!!よく建築士資格は

「足の裏の米粒」

みたいな表現をされます。なきゃないで別にいいんだけど、ないと困る。そんな資格なんです。

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