建築と働き方

独立希望者必見!建築士事務所を設立する最低限の準備!

 いつの時代においても自分で建築設計事務所を立ち上げたい(書類的には建築士事務所になりますかね)、起業したいという人はいます。私もその一人でした。なのでその強く熱い意気込みや勇気ある行動にはできるだけ応援したなという気持ちが強いです。

 そこで今回は、建築設計事務所を立ち上げる最低限の準備と設立についてのアドバイスを書いていけたらなと思います。

独立する自分はバカであるということを認識しよう!

 まずはこれ!これから事務所を立ち上げようとしている人、おこらないでください。 

 独立をしようとしている人に対して、会社に残る人たちはみなこういうことを言いますし、思っています。

 私も「この景気のなかでなんで独立しようと思ったかね」とまわりの人に言われました。この意見、自分でも半分はわかります。でも独立したい人はとにかくやって試してみたいという気持ちが強いわけです。でもうまくいく場合もありますからね。うまくいかなかったらじゃあまた勤めればいいんです。

 やってみたいと思ったことはやっておいたほうがいいです。もしだめでも納得して次の人生に力を入れることができるはずです。反対に、誰かに反対されて、やめようかなと思ったならやめておいたほうがいいです。高い確率で失敗します。

パウレタ(一級建築士)
ある程度の勘違いを信じてやってみることができるかどうかなんだと思います

独立開業の準備とそのパターン

一人でやるか?パートナーと組んでやるか?

最初に建築設計事務所を始めるにあたって、一人でやるか、だれかとタッグを組んで行うかという選択肢がでてくると思います。

 基本は一人でやってみてほしいなというのが私個人の見解です。何でもやってみたい。自分一人の力でどこまでできるか試してみたい。という人は是非とも最初は一人でチャレンジしてみてください。

 もし誰かとパートナーシップをとって行うのであれば、できれば役割が分かれているほうがいいですよね。たとえば一人は営業的な部分を受け持って仕事をとってくるタイプ。そしてもう一人は技術に特化したタイプ。そうすることでうまく仕事がまわっていく感じがします。

必要な準備

ではこれから事務所立ち上げに必要なことをあげていきましょう

管理建築士になるための講習を受講して修了する

 管理建築士でないと、他人から設計を受けて報酬を得ることができません。管理建築士になるためには建築士の登録をしてから3年間の実務期間を経ないといけません

パウレタ(一級建築士)
とはいえ、ちょっとしたインテリアのデザインなどであれば、建築士事務所でなくとも受けることができますけどね。個人的にはこういう部分も管理建築士でないとできないようにしたほうがいいような気もするのですがね

 ちなみに建築士の定期講習は3年に一回と決まっているのに対し、管理建築士は一回講習を受けたらそのままずっとというシステムとなっています。自治体によっては事務所協会が管理建築士の講習をもうけるところもありますが、任意というかたちで更新制ではありません。個人的には管理建築士も更新性にするべきなのではないかなと思ったりしますね。

事務所スペース

 自宅を事務所がわりに使用するという人もいらっしゃると思いますが、自宅兼オフィスとしてしっかりオフィス空間がないのであればそういうのはおすすめしないですね。クライアントを招いてもてなす空間を小さくとももっているとそれがしっかり自分をうつすものとなります。

 ちなみに私はスタートアップ時は資金も慎重に考えていたのでシェアオフィスの小さな部屋を借りて活動していました。その後、自分でオフィスを設計できる機会に恵まれたので、その場所にうつって現在は活動しています。

パソコン

 図面作成用としてパソコンは必要になりますよね。もちろん図面を描くうえで必要なCADソフトも用意しなくてはいけません。CADについては自分が一番作業しやすいものが一番いいと思いますよ。

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プリンター

 図面を描く以上、今の時代においてはそれを紙媒体にしなくてはいけません。上記のパソコンにあわせてプリンターは必要になってくるでしょう。仕事を受ける建物の規模によってきますが、小規模の建物が主戦場であればA3プリンター程度でいいですね。中規模、大規模な建物も扱うのであれば、A2A1くらい図面はあたりまえに必要になってきますので、少し高くなりますがプロッターを購入しましょう。

仕事

 これが一番大事です。目先の仕事がある段階でないと独立はきついです。いきなり仕事が舞い込んでくるほど甘くはありません。

 一人でやるとしても少なくとも3~4件くらいは見通しがある段階で独立していかないとまわっていかないと思いますね。ただでさえ建築設計の仕事というのは、ぽっと入ってきては立ち消えるということが多いです。

 私でさえも3件くらいは見通しがあった段階で独立しましたが、途中で2件ぽしゃってしまい、営業も頑張らなくてはいけないというかたちになってかなり苦労をしました。

パウレタ(一級建築士)
建築設計の営業は実作のストックがないとかなり苦戦しますからね

 あと、設計以外の建築に関わることで、どういうことがマネタイズできるのかも時代を読みながら行動していってみてはいかがでしょうか。その行動が後々の自分を助けることになるかもしれません。

建築士事務所登録へ!

 準備ができましたら、最寄の建築士事務所協会に事務所登録をしにいきましょう。書類はホームページでダウンロードができるはずです。ここの事務的に必要な手続きはとくに問題なくすんなりできるかと思います。

 私のほうから言えることは、とにかくやってみて、自分の力を試してみてください。必死にやっていると何かが見えてきます。最初のうちはとにかく自分を暇にしないでください。始まりのスタートダッシュが半年後、1年後の自分をつくりますから。

 では自分の力でお金を稼ぐという醍醐味を味わって人生を楽しんでみてください。健闘を祈ります!!

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