製図試験合格者が厳選!一級建築士試験のおすすめ製図道具16選

一級建築士の製図試験に挑む皆さん、製図道具の準備は進んでいますか?

この試験は、限られた時間内で正確な図面を仕上げる集中力とスピードが求められます。そのため、自分に合った道具を揃え、日頃から使いこなしておくことが、製図のパフォーマンスを大きく左右します。

今回は、一級建築士製図試験の合格経験を持つ私が、**「安定して、効率よく、きれいに作図する」**という3つのポイントを最優先に考えたおすすめの製図道具を厳選しました。ぜひ、あなたの合格に向けた道具選びの参考にしてください。


1. 製図板(平行定規)

一級建築士試験では、A2サイズの平行定規が一般的です。メーカー選びで迷わないよう、国内外の有名メーカーから信頼性の高い2つをご紹介します。

安定の品質で選ぶなら「ステッドラー マルスライナー」

ドイツの老舗メーカーステッドラーは、製図用品業界で知らない人はいないほどの有名ブランドです。私もこの平行定規で合格を勝ち取りました。その理由は、なんといっても「安定した品質」。長時間の製図でもブレにくく、正確な線を引くことができます。

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持ち運びを重視するなら「MUTOH ライナーボード」

国内メーカーMUTOHのライナーボードは、軽量化がなされており、持ち運びやすさが魅力です。試験会場や予備校への持ち運びが必須となる製図板だからこそ、移動性を重視する方にはこちらがおすすめです。

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製図板ケースの注意点

製図板ケースは、ソフトタイプのものが製図板に付属していることが多いです。持ち運ぶ際は、図面を折らないよう、後述するハードタイプの図面ケースに入れることをおすすめします。


2. まくら(製図板勾配用)

製図板に傾斜をつけるための「まくら」は、試験会場の机の奥行が足りない場合に役立ちます。大手資格学校で配布されることが多いので、通っている方はお願いしてみましょう。段ボールなどでも自作可能です。

注意点として、試験当日の使用は**「30度以下」の傾斜で、「軽易なもの」**に限られます。


3. シャープペンシル

製図用のシャープペンシルは、自分の筆圧に合わせた芯の太さを選ぶことが重要です。最初は複数の太さを使い分けるのがおすすめです。

ステッドラーの製図用シャープペンシルは、デザイン性と機能性を兼ね備えた定番モデルです。

  • ステッドラー シルバーシリーズ 925 25:硬質なグリップで、長時間の使用でも疲れにくい低重心タイプ。正確な線引きをサポートします。
  • ステッドラー 925 15:軽量でラバーグリップが手に優しくフィットするタイプ。安価ながら、製図用としての基本性能も満たしています。

私は、手に馴染みやすい925 15をメインに使っていました。色違いで揃えると、瞬時に芯の太さを判別できて便利です。

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4. 三角定規+テンプレート

製図には欠かせない三角定規とテンプレートが一体化した「バンコ 三角定規45°テンプレートプラス」は、私も予備校で見てすぐに購入したほどのおすすめ品です。テンプレートの配列が縦横で同じ種類が並んでいるため、効率的な作図が可能になり、柱をひたすら描く作業がぐっと楽になります。

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5. スケール

製図には必須の三角スケールは、15cmタイプがおすすめです。エスキス(計画の初期段階)で多用する1/400縮尺にも対応し、小回りが利いて使いやすいです。

コクヨのスケールは、縮尺ごとに色が異なり、瞬時に判別できるので便利です。

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6. 消しゴム

製図の途中で線を消すことは避けたいですが、集中力を保つためにも消しゴムは必須アイテムです。

ペン型のホルダー消しゴムは、細かな部分だけを消すのに非常に便利です。断面が四角いタイプは折れにくいため、**トンボ鉛筆「MONO ホルダー消しゴム モノゼロ角型」**のような商品がおすすめです。

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7. 刷毛

製図中に発生する芯の粉を払い、図面をきれいに保つための必須アイテムです。手で払うと図面が汚れてしまうため、ドラパスの製図用刷毛のような専用品を用意しましょう。

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8. 蛍光ペンとボールペン

課題文のポイントを素早く整理するために、5色程度の蛍光ペンは必須アイテムです。フリクションタイプなら、気兼ねなくマーキングできます。

また、赤や青の細いボールペンも、課題文の情報を整理する際に役立ちます。


9. 小物立て

小物立ては多くの道具を整理しておくのに役立ちます。時間が勝負の製図試験です。自分の道具の引き出しやすさや見つけやすさなどを整理しながら、それに合った小物立てを用意してください。100円ショップに売ってあるもので十分かと思います。あと強いて言うなら、倒れにくいものにしましょう!


10. ドラフティングテープ

製図用紙を製図板に固定するために使います。マグネットが付属している製図板もありますが、もしもの不具合を考えると、使い慣れたドラフティングテープを用意しておくのが賢明です。


11. フローティングディスク

定規と製図用紙の間に隙間を作り、芯の粉が用紙を汚すのを防ぐアイテムです。筆圧が強く、芯の粉が出やすい人は、ぜひ試してみてください。


12. 紙の汚れ防止用手袋

手についた芯の粉や手汗による図面の汚れを防ぐためのアイテムです。手汗をかきやすい方には必須と言えるでしょう。市販の綿手袋の指先を切って使うのも一つの手です。


13. 図面ケース

自宅外で勉強する人には必須のアイテムです。図面を丸めて収納するタイプと、A2サイズ用のハードケースがありますが、ハードタイプをおすすめします。丸めると図面に癖がついてしまうのを防げます。


14. 電卓

面積計算など、製図試験でスピードを上げるために電卓は必須です。ボタンが押しやすく、壊れにくいメジャーなメーカーの大きめサイズを用意しましょう。カシオやシャープなどがおすすめです。


15. ストップウォッチ

製図試験は時間との勝負です。目標時間を設定しながら、時間管理を徹底するためにストップウォッチを用意しましょう。スマホの機能でも代用できますが、試験本番では使用できないため、別途準備しておくと安心です。


16. コンパス・勾配定規・分度器

使用頻度は少ないかもしれませんが、いざという時のために用意しておくと良いでしょう。勾配定規の使い方は事前に確認しておくことをおすすめします。

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道具の日常チェック・手入れは忘れずに!

いかがでしたでしょうか?私の経験から厳選した製図道具をご紹介しました。

最後に一番大切なことをお伝えします。それは「道具が普通に使えること」です。試験直前はもちろん、日々の練習で道具がきちんと機能するか確認する習慣をつけましょう。

毎日使っていると、そのチェックや手入れを忘れがちになります。しかし、製図道具は受験生にとって体の一部です。大切に扱い、万全の状態で本番に臨んでください!

↓一級建築士製図試験の攻略法に関する記事はこちら!

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