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【6分で勉強!】「茶の本」の紹介動画

動画紹介

 今回ご紹介する茶の本は、明治時代、美術運動家であり思想家であった岡倉天心が海外に茶道をとおして日本の文化を紹介するために書いた本です。

茶の哲学に触れ、日本文化を感じてみましょう!

概要

茶の発展と歴史

そもそも茶は薬として用いられていました。そしてやがて飲み物として扱われ、さらには芸術を並ぶ域まで達しました。

茶のたてかたの発展経過三段階

団茶→抹茶→煎茶

⇒日本は中国文明の足跡をたどりながら段階的にこの文化を取り込んできた。

抹茶から茶の湯へ

 抹茶は12世紀末ごろ日本に普及し、15世紀室町時代において茶の湯として完成。

著者曰く「茶の理想の頂点は茶の湯にこそ見いだせる!」

茶と道教・禅の関わり

道教

春秋戦国時代の老子や荘子の思想、つまり老荘思想を軸としながら様々な思想と融合し、独自に展開していった中国固有の宗教。

⇒「この世のありのままを受け入れ暮らしの中に美を見出そうとする」道教の教えが茶の基礎を築いた。

坐して心を集中する宗教的修行法。インドの僧より中国に伝わりその後宗派として形成。

⇒茶道の理念は「暮らしのなかに偉大さを見出す」という禅の教えから由来。

茶室

茶室の歴史

初期の茶室

普通の居間を茶会のために「囲い」と呼ばれた屏風で仕切っただけであった。

独立した茶室

茶の湯を完成の域まで高めた千利休がつくったのは最初。

⇒茶室は多くの点で禅の教えを反映し、簡素、純粋さを目指している。

その他の茶室部分

・水屋~茶道具を洗ったり準備したりする控えの間

・待合~茶室に入るよう招かれるまで客が待つ場所

・露地~待合と茶室を結ぶ庭の小道(瞑想の第一段階としての役割)

⇒外部から内部まで導かれ、たどりつく段階も茶会の全体的な一部とされ、この一体性は現在の建築の考え方に大きな影響を与えた。

 

すきや

好き家(すきや)

好みの家という字をあてられ、個人的な美意識の要求に適った建築を意味する

⇒禅の教え「永遠とは物質であらわせない精神」が吹き込まれてい

空き家(すきや)

空っぽの小屋として、その時々の美的要求に応じた配置を除いては一切余計な装飾を排するという意味がある。

⇒道教の教えである「空虚が万物を内包する」、「装飾の諸要素は絶えず変化する必要がある」を反映してい

数寄屋(すきや)

非対称の小屋を意味し、あえて不完全さということを尊ぶ精神を象徴している。

⇒「真の美というものは、不完全なものを前に想像力がその仕上げの働きを果たす精神の動きにこそ見出される」という日本の装飾原理のもうひとつの特性を示す。

芸術鑑賞

芸術鑑賞者:作品から作者の言わんとするところを受け止めるのにふさわしい態度

作者:自分のメッセージをどう伝えるか心得ること

⇒相互のコミュニケーションが大切。

茶と花(華道)

 15世紀に最初独立したものではなく、茶室の装飾の一部として組み込まれたものが最初。

その後17世紀中ごろから花を切り離して鑑賞する方式が始ま

⇒著者は茶の一部としての花の自然に任せた姿勢がその本来のあり方を大事にした表現であることに賛同している(これは人間と自然が一体となる彼の思想によるもの)。

茶人

茶の完成を極めた茶人千利休

→本書は彼の最期についてを語り、彼の死、辞世の句をもって茶の本は終わる。

⇒この結び方は美しく生きたものだけが美しく死ぬことができる著者の美学が間接的に表現されている。

あとがき

短い本ではあるのですが、そこには茶をとおして語る日本文化の神髄がエッセンスとしてつまっていました。

100年以上前に書かれた著書ですが、わかりやすく現代訳されている本を選択し、とてもわかりやすかったです。 しかしながら、動画としてアウトプットすることを前提として読んだことで、自分がいかに解釈してかみくだくことなく読書していたことに気づかされました。現代の著書にくらべなかなか理解には時間をようする古典と呼ばれるものでも、やはり時代を超えて残っているものの深さや強さを実感することができました。

 再度この本を今度は原文で読みながら、著者の文体ととも日本文化の神髄を味わってみたいと思います。

 

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