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【9分で勉強】建築鑑賞入門

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 今回は「建築鑑賞入門」という本をご紹介しながら勉強していきたいと思います。この本では建築を鑑賞する際にどんな部分に着目すればいいかということを伝授してくれます。

かんたんな概要

「建築鑑賞入門」をご紹介していくうえで

建築の定義

本書では建築とは「人と建物の間に楽しい相互作用を引き起こす体験」が建築の定義であると言っています。

建築鑑賞とは?

建築はどのように知覚するかを学ぶものだと著者は言っています。

建築を鑑賞するために必要なこと

建築を鑑賞するためには以下の知識や練習が必要になります。

空間と形態

空間

・静的空間 ~ 開口部や動きがない箱の中に密封されたような閉鎖された空間

・動的空間 ~ 開口部などで外部内部に流れがある開放的な空間

形態

 形態とは、建物全体であったりまたその中など目に見えるものをいい、基本的に3つの基本形態があります。

・塑造的形態~彫刻的であったりするもの

・骨格的形態~構造体の骨組み

・平面的形態~平面を強調することで生まれたもの

 基本はこれら3つの形態を頭にいれながら学習すると、意識が高まってきます。

建物をかたちづくる要素

建築を鑑賞するためには、建物をかたちづくる要素を知っておくことが必要であります。

・内壁 ~ 空間を分割し、視覚的、聴覚的なプライバシーを守るための存在

・外壁 ~ 外部の自然や天候から中を守る存在

屋根

 屋根は雨除けや日よけなどの機能をもつ重要な要素で

 床は歩き回る平面として存在します。それ以外にも材質や色、模様、肌触りなどそれが心地よいのか、段差があるのかということの反応を確かめてみましょう

窓には

・自然光を取り入れること

・空気を出し入れすること

・眺望を与えること

という3つの基本的機能があります。

構造

構造は建物を成立させるために必要不可欠な要素です。

材料

 材料適切な箇所に使用することが建物に対する誠実さにもつながります。

結合部

 建物には無数の結合部が存在し、それらはディテールとも呼ばれたりしています。

様式

 偉大な歴史的建物の様式は当時において最も革新的な建物でした。なのでよく研究することで現代の建物をより理解できるでしょう

プロポーション

 プロポーションは部分相互あるは部分対全体の関係のことをいいます。

スケール

・物理的スケール ~ 物理的に測定できる

・連想的スケール ~ 目と記憶が測定する

・実効的スケール ~ 心理的なもの

構成

 芸術的でありながら機能的である建物をつくるにはそれらを構成する能力が必要です。

環境

物理的な環境

敷地

 敷地は立地、大きさ、地形、気候等に応じて空間や形態を規定します

 光の有無によって建築が生じているいってもいいでしょう

心理的な環境

 建物は人々の行動に影響を与えます

所有

 建物に対する人間の価値は、所有に関係してもいます

・シンボル

 教会の塔のように建物の形態がシンボルとなり、それが人へ影響を与えることもあります。

 色の効果建物影響することもあります。

社会と経済

社会

 建物は社会に何が必要とされていて、社会がそれにどう答えてくれているかを明らかにしてくれますいつの時代も建物は社会をうつしています。

経済

 建物は最小限の手段で最大限の効果を得ることが考えなければいけません

単純性

 経済は単純性とも言え、一流の建物は明快さと単純さをはっきりと語りかけてくれます

コスト

 経済はコストに関係します多くの偉大な建物には抑制された美があります

エネルギー

 これからは省エネがデザインの決定要素となり、エネルギーに対する配慮はますます重要なものになると、この本書が書かれた当時から著者は言っています。

時間

 建物を十分に味わうには時間との関係性を知る必要があります建物はその時代の生活様式、経済、技術を反映します。だから古い建物の歴史を知っていると、新しい建物の建築的体験が豊かになります。

設計

 建物を十分に鑑賞するためには設計のプロセスを知ることも有益です。

大きくそのプロセスは以下の五段階となっています。

①問題探求

②問題解決

③デザインの展開

④図面

⑤建設

設計は機能と形態と経済と時間を調整するものであります。これらのバランスがうまくとれた建物をつくるためには、独自の創造性が必要になってきます

あとがき

この本は建築鑑賞に対してできるだけ具体性を保ちながらもそのポイントを要素として話しているところが何度も読める本となっています。

建築について書かれている専門書は一般の人から見るとやや著者の恣意的な方向性によって読みにくいものが多いのです。しかしながら本書は、建築を学ぶ人だけでなく、一般の方にとっても比較的わかりやすい内容となっていました。ですのでぜひこの本を多くの人に見てもらい、建築鑑賞をすすめたいというおもいがあったわけです。

この本は私の専門分野の書籍ということで、その大切な部分が本にたくさんつまっていました。

それをすべて解説するわけにももちろんいかないですので、私自身がうんうんをうなづいながら読んだ部分についてを主に解説するための編集にしました。そうすることでながくなりそうな動画も最低限コンパクトにできたかなと思っています。

そして上記のように整理して、さらに一般の人にも届くような言葉選びをしながら動画を作成していくことで、自分自身の仕事に関しても、よりかんたんな言葉でクライアントに伝えれているかの確認にもなったような気がします。

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