建築士という資格

ゾーン?基準階?2020年一級建築士製図試験課題は高齢者介護施設

 2020年度一級建築士試験の学科試験が終わった10日後の722日、今年度の一級建築士試験の製図試験課題が発表されました!

昨年とかだと学科試験のときに発表されるイメージだけどね
先輩(一級建築士)
パウレタ(一級建築士)
そうですよね。間に合わなかったのかな

予備校の合格基準点に達していた方はさっそく製図試験に向けた準備をされていることだと思います。今年は少しだけですが受験日までの日程が長くなっておりますのでそのメリットを活かせている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 さて、以前ブログで私は恒例の予想を先輩と行ってみたわけなのですが、基準階という予想は当たったのか?

 今回のブログでは結果報告もかねての課題内容の考察をおこなっていきたいと思います。

課題内容についての考察

 まずは、以下、建築技術教育普及センターのホームページの一部を抜粋します。

いかがでしょうか?

私が気になったポイントをお伝えしていきたいと思います。

ゾーンタイプか基準階タイプの指定がない!

 読んでみてすぐに「おや?」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか?まず気になったところはここ!

 要求図書の各階平面図の注釈で、

各階平面図については、試験問題中に示す設計条件等において指定します

とあります。

これは、今の時点でゾーンタイプか基準階タイプかの指定はせず、試験当日までお楽しみに!ということを意味することになります

 つまりこれから受験生はゾーンタイプか基準階タイプのどちらの可能性も想定して勉強をしてゆかなければいけないということになります。

パウレタ(一級建築士)
これはなかなかきついです

今後の製図試験はどちらも想定した学習をしなければいけないよという試験元からのメッセージなのでしょうかね。

ということは来年からもこういう傾向になるわけだよね、おそらくそうするとこのブログでゾーンタイプか基準階タイプかという予想のお話ができなくなるんじゃないか?
先輩(一級建築士)

試験元は受験生や資格予備校が考えているさらに裏をかいてきたわけです。

当日試験がゾーンタイプか基準階タイプかを予想!

 とはいえ、試験内容としては、ゾーンタイプか基準階タイプがでます。では、今回の課題に関する上記の文章や過去の事例から予想してみましょう!

居住スペースありは基準階?

 今回の課題に関する文章より、

居宅サービスを行う施設及び居住施設で構成する建築物の計画とする」という記載があります。

ということは、それなりの人数の高齢者が集まって住まう個室スペースがあるのではということが予想されます。

 都市部の狭い敷地であれば基準階の構成になりますし、郊外のおおらかな環境であれば低層階の施設にもなるという可能性がありますね。

過去の事例を見ると基準階?

 過去の事例をみてみましょう。今回の施設に類似する課題としてはここ最近ですと、

 ・平成27年度 市街地に建つデイサービス付き高齢者向け集合住宅

 (基準階タイプ)

 ・平成23年度 介護老人保健施設(通所リハビリテーションのある地上5階建て施設)

 (基準階タイプ)

があり、いずれも基準階タイプとなっています。

パウレタ(一級建築士)
じゃあ、今回も基準階タイプでしょ!
でもその裏をかいてくるのが試験元でもあるからね
先輩(一級建築士)

と、どっちが来るかはっきり予想しきれませんが、基準階タイプをおもに勉強をしながら、ゾーンタイプにも対応できるように、というやり方が今回の試験への対応なのではないかなと私は考えます。

基準階の解き方

 基準階タイプの解き方について基本的なとっかかり部分を少しだけお話ししてみたいと思います。

(詳しい内容は予備校や販売されているテキストで確認してください)

 じつは私、基準階タイプの試験を受験したのですが、なかなかとっかかりにくくてそれに慣れるのに苦労した記憶があります。

 基準階の解き方としては、以前教わったやり方というのは基準階から決めて、低層階部分を決めていくという流れを教わりました。

 なかなかシステマチックにプランニングを考えていくことになり、退屈であった記憶があります。できれば昨年みたいな美術館とかそういう用途のものをやりたかったですね。そのほうがなんか楽しいし、勉強に対するモチベーションも高まりますしね。

パウレタ(一級建築士)
まあ、試験なんでそこは割り切って勉強にとりかかりましたけど

でもですね、それが功を奏したようにも思います。

 試験と実際の設計実務は違うということをわかったうえで、試験勉強を行うという大前提のもと試験勉強にとりかかれたというのは今思えばですけど大きかったです。そういう視点から基準階タイプの課題をみてみると、基準階部分を先に決めるというシステマチックなプロセスは逆に考えやすいともいえますよ。

パウレタ(一級建築士)
考え方のもちようで、良い効果ももたらします。合格しちゃえば、仕事で設計なんておもいっきりできるわけですから

まとめ

という感じで、今年の「高齢者介護施設」という製図課題において、受験生はゾーンタイプと基準階タイプの2つを想定して勉強していかなくてはいけないこととなりました。たいへんではありますが、予備校やテキストの対策を参考に学習を進めてがんばってください!

 今年度は全体の受験者が増えているはずですので、製図試験の合格者は高い確率で増えることになるでしょう。

 真面目に勉強すれば昨年度よりも大きい枠に入ることができるであろうその状況をきちんと味方にしていきましょう!

 あとはやはり健康管理ですよね。試験側は、会場における新型コロナウイルス感染拡大に対してけっこうシビアに対策をとってるようです。せっかく試験勉強をがんばってきたのに受けることができないということにならないよう、とにかく体調を優先に勉強をすすめてください。睡眠時間を削っての勉強は抵抗力が確実に弱まりますからね。気をつけましょう。

 ちなみに今度の試験問題も、昨年のように私自身で解いてみたいと思いますのでそちらもお楽しみに!

-建築士という資格

Copyright© パウレタの建築設計仕事とその周辺 , 2020 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.