建築士という資格

実質合格率UP?2020年度一級建築士試験合格者人数を予想!

 本日令和226令和元年度の一級建築士試験の合格発表(128日の製図試験実施分の受験者)がありました。合格されたみなさんおめでとうございます!台風の影響で再試験となり、モチベーションの維持などたいへんであったでしょう。おつかれさまでした。

全体的な結果内容について

 さっそくですが前回のブログ同様、また私個人としての感想を書いていきたいと思います。

合格率について

 今年度は128日実施の試験においては実受験者数が5,937、そして合格者が2,030となり、合格割合としては34.2となりました

 この割合は1013日実施の試験合格率36.6%とくらべると低くなっています。再試験ではその調整もふまえて合格率が上がる可能性かなんて予想していたのですが、結果としてはこんな感じ。なかなか厳しい結果でしたね。期待をもたせてしまいすみませんでした。

 そしてここから全体を見てみますと、

2019年一級建築士試験製図試験(全体)】

受験者10,151

合格者3,571

合格率:35.2

 全体の合格率も前年度の41.4%とくらべるとだいぶ低くなっているのがわかります。やはり試験の難易度が高かったことによる影響もあるのでしょうね。

合格基準等について

採点結果については、今回の再試験も例年どおりランクⅠ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳの4段階で区分をなされておりました

ランクⅠ:34.2

ランクⅡ:5.3

ランクⅢ:31.9

ランクⅣ:28.6

1013日実施の試験と128日実施の試験においても、結果としてこのランクⅡの割合が少なかったですねえ。

この人たち合格じゃだめだったのかなあ
パウレタ(一級建築士)

パウレタ(一級建築士)
ええとざっくり計算するとプラス460人になって、4031人。そうなると全体の合格率は39.7%になりますねえ

40%にいかないのか。見誤ったかな
先輩(一級建築士)

試験(128日実施分)の標準解答例について

  例年のように一級建築士試験の合格者発表といっしょに全体の合格結果や基準等が掲載されておりました。こちらをもとに私個人がブログに掲載した解答

と一緒に感想もふまえながら書いていきたいと思います。(※詳細な内容を確認されたい方は建築教育普及センターのホームページからダウンロードしてご覧になってみてください)

標準解答例①

 私が出した解答では、多目的ホールを計画の要点から多くの客の流れを考慮するためエントランスホールがある1階に配置。でも標準解答例①では3階にホールをもってきていましたね。道路斜線ぎりぎりでひやひやですね。まあ、こういう構成もありというのを試験元も示しておくための解答なのでしょうね。

パウレタ(一級建築士)
というかこのゾーニングで解答した人がそれなりにいたってことなのでしょうねえ

標準解答例②

 こちらの解答例に関しては階振りの構成的には私が解答したプランBに近い感じですね。わりと素直な案になっているかなという印象です。この案は結構3階がすかすかになるのですが標準解答例も3階に屋根をもうけて面積調整をしている感じですね。

トラックヤードやサービス用駐車場はまあ串刺しっぽい感じでも良しということなんだね
先輩(一級建築士)

パウレタ(一級建築士)
まあ、しょうがないでしょうねえ

その他

 再試験の解答をブログでアップしたときにツイッターを経由して人荷用エレベーターの大きさについての質問がありました。私自身もはっとしたのですが、どちらの標準解答例を見ても最低限の大きさは確保している感じでしたね。ここは減点項目としてあるのでしょう。

パウレタ(一級建築士)
あと今回は10月13日実施の試験のときみたいに面積区画についての例がでていなかったですね

そうだね。ちゃんと内容みてないけど特定防火設備にしたほうが楽だよね。多少コストは上がるけどさ
先輩(一級建築士)

新建築士制度となる2020年度試験は真面目にやればチャンス!

 新建築士の受験においては受験者が大幅に増加し、全体としての競争率が増えるという記事を以前書きました。

一級建築士試験は今年で合格!法改正後の学生参入で競争率増加!

私はこれからの建築士法改正による受験資格緩和が実現化するということで、建築学生さんにできるだけ早く建築士資格をとるようにこのブログではすすめています。 建築をこれから大学で勉強する学生へのアドバイス ...

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パウレタ(一級建築士)
これから受験を考えてる方!この競争はシビアになってきますよ!

とはいえ、

私個人の意見としましては、2020年度に関しては真面目に取り組んだ受験生にとってはかなりチャンスな時期なのではないかとも思っています。

2020年度の一級建築士受験者を想定!

 2020年度を想定してみると、これまで受験資格があった受験者に加えて、社会人1年目の人と2年目の人が受験できることとなり、さらには大学院などに進学した人も受験できるようになります。

ほんとにざっくりになってしまいますが、

1年に一万人くらいは建築関係の学校を卒業しているというざっくりとした話はだれかから聞いたことがあります。それが2年分で2万人として、そのなかで建築関係に進んでいる人が4割くらいだとしましょう。そうすると

8000

となります。これが仮にためしに一級建築士を受験しようとしている人は5000人くらいなのでしょうか?そうすると2019年度の一級建築士の全体の受験者が25000人ほどなので、まあ少なく見積もっても30000人は軽くかんたんに超えてくるのは確実だと私は考えます。

一級建築士学科試験合格者を予想!

そうすると、学科試験の合格率は下記データから

2017年度一級建築士学科試験

受験者26,923

合格者4,946

合格率:18.4

2018年度一級建築士学科試験

受験者25,878

合格者4,742

合格率:18.3

2019年度一級建築士学科試験

受験者25,132

合格者5,729

合格率:22.8

20%としましょうか、

30000×0.26000

まあ2020年度の一級建築士学科試験の合格者は6000人くらいでてくると予想できます。

・一級建築士製図試験合格者を予想!

 そして製図試験の受験者上記の2019年度の製図不合格者人がそのまま受験すると仮定してその人数が6,580

新規受験者と合計してみると

6,0006,58012,580

となって12000人が製図試験の受験にのぞむこととなります。そしてその合格率が下記データから

2017年度一級建築士製図試験

受験者8,931

合格者3,365

合格率:37.7

2018年度一級建築士製図試験

受験者9,251

合格者3,827

合格率:41.4

2019年度一級建築士製図試験

受験者10,151

合格者3,571

合格率:35.2

40%としてみましょうか。

そうすると合格者は

12,000×0.45000

パウレタ(一級建築士)
おお!ついに一級建築士の合格者が5,000人突破!!

ということで2020年度の一級建築士合格者は2019年度にくらべ1500増えるのではないかと私は勝手に予想してしまいました!

パウレタ(一級建築士)
どんぶり勘定によるざっくり予想なのではずれたらすみません

どんぶり勘定に、製図試験免除者が入ってないけどね。この割合がどうなるかも興味があるね
先輩(一級建築士)

パウレタ(一級建築士)
ああ、忘れていました。いったいどうなるのでしょうかね。これはふたをあけてみないとわかりませんね

記念受験者増加で実質的合格率UP

 おそらく初年度はこの新しい建築士制度になんとなくのっかっている学生気分の記念受験者も多いということがおおいに考えられます。ですのでこの新建築士制度一年目の試験においては実質的な合格率は高いのではないでしょうか!

 今回新建築士制度ではじめて参加できる以外の受験者の方々、本気でやれば絶対に合格の可能性ぐっと上がると思います!ぜひともがんばってみてください!

参考資料)

・建築技術教育普及センターホームページ

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